狭帯域RFレコーダー・キャプチャー&プレイバックシステムで、実際に3ステップで収録&再生を行う手順を見てみましょう。
イーサネットを接続しソフトのパラメータを設定して、ボタンを押すだけなので忙しい方でもすぐにマスターできます。
収録する
事前準備
使う前の準備は2つ。
収録ソフトのインストールとUSRPのIPアドレス設定です。
収録ソフトのインストールは簡単。普通のソフトのインストールと同じくインストーラを起動すればOK。
次のIPアドレスは、PC側とUSRP側のアドレスを同一にします。
USRPのデフォルトは192.168.10.1/255.255.255.0になっているので、PC側を同じ192.168.10.*にするのが簡単です。(USRP側のIPアドレスの変更も可能です)
さあ準備が出来たら、いよいよ3ステップ収録の開始です。
1. イーサネット接続をする
ノートPCとUSRP本体をケーブルで接続します。
収録データ落ちをなくすため、ハブを経由させずノートPCと本体を必ず直接接続します。
2. 収録パラメータを設定
収録ソフトを起動し収録パラメータを設定します。
収録する中心周波数とIQレート、受信電力が低ければGain(利得)をdBmで指定します。
※IQレートとは?
ADコンバータのサンプリングレート。収録帯域幅の1.25倍を設定します。
20MHz BW収録の場合は25M IQレートを設定します。
詳しくは、ナショナルインスツルメンツ製品における帯域幅とIQレートの関係
3. 収録開始ボタンを押します
“Record”ボタンを押せば収録開始します。
収録する時間を指定する場合は左下の欄に収録時間を入力してボタンをオンにします。
画像の設定は1秒間収録して停止する設定です。
収録中は緑色のLED点灯して、指定時間が経過するか”Stop”ボタンを押したら収録完了!
この3ステップで収録が完了です。
保存されたファイルは日時名で作成されます。
収録に使用した周波数やIQレートなどの設定値は、INIファイルに自動的に記録されます。
収録されたデータを確認する
最後に収録したデータを確認してみましょう
収録されたデータを付属データビューアで見てみると。確かに波形が保存されています。
再生する
では次に収録したデータを再生してみましょう。
※再生を行うとSMA端子から信号が出力されますので、各種法令に準拠して使用してください。アンテナを接続すると放射されますのでSMAケーブルで測定器などに接続するか、電波暗室・暗箱内で行ってください。
1. イーサネット接続をする
収録時と同じく、ノートPCとUSRP本体をイーサネットで直結接続します。
2. 再生パラメータを設定
再生ソフトを起動し再生パラメータを設定します。
デフォルトでは収録した周波数帯などの設定値を自動読み込みして再生します。
3. 再生開始ボタンを押します
“Play”ボタンを押すとファイル全体を再生して終了します。
ファイル全体を繰り返し再生させる場合は”Cont. Play”ボタンを押すと、”Stop”を押すまで繰り返し再生します。
スペアナで観測すると収録した波形を再生することができました。
このような形で再生が出来ています。
まとめ
今回は、狭帯域RFレコーダー・キャプチャー&プレイバックシステムを使用した、
- 3ステップでできるRF収録
- 3ステップでできるRF再生
の実際の操作手順を見てみました。
RFレコーダー・キャプチャー&プレイバックが簡単に実行できる様子がお分かりになりましたでしょうか?
さらに細かいところの使い勝手や使い方などの質問をぜひお寄せ頂くか、
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