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ドルフィンシステム、NTTドコモから”復調することなく無線信号を識別する技術”のライセンス契約を締結し搭載製品を販売開始

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~”復調することなく無線信号を識別する技術”~

2015年5月18日株式会社ドルフィンシステム(本社:東京都豊島区、代表取締役:笹生拓児、以下ドルフィンシステム)は株式会社NTTドコモと特許実施許諾契約を締結し、「無線通信システムの無線局で使用される信号検出装置及び信号検出方法」のライセンスを受け、ドルフィンシステム製品にバンドルして販売することを発表し同日より販売を開始しました。

バンドル販売されるドルフィンシステム製品
無線信号処理装置 ベースキット 無線信号識別IPコア バンドル版(以下、ベースキット)」

■ ベースキット概要

無線信号処理装置ベースキットは、FPGAを用いた無線機開発するために必要なハードウェアである、FPGAボード・RFモジュールをセットにした製品です。
ファームウェアソースコードと、RFモジュール制御ソースコードが付属しており、開発者は信号処理部分の開発に専念することが出来ます。
本製品は、FPGA上のMicroblazeを用いてPCとFPGA間のやりとりを行っており、標準でMicroblaze上で動作するファームウェアソースコードが付属しています。
本製品は、RFモジュール(300MHz ~ 3.8GHz) を制御するためのFPGAソースコードが付属しています。

提供価格
3GHz版 3,207,400 円(税抜)
6GHz版 5,207,400 円(税抜)

■ ライセンス技術概要

現在市販されているスマートフォンなどの通信機器は対応する通信方式毎に復調部が設けられていますが、今回NTTドコモよりライセンスされたコア技術は”復調することなく無線信号を識別する技術”であり、通信方式を識別する場合、通信方式毎の復調部を必要しません。
電波監視、信号監視、干渉源監視など複数の通信方式の識別が必要とされる装置の小型化・簡素化を実現することが可能になります。

商用LTE信号や商用WCDMA信号を識別可能である事を確認しておりますので、実際に現場で役に立てる事が可能です。

ライセンスされた技術はXilinx FPGA上でコンパイルできるIPコア形式になっており、弊社ベースキット以外のハードウェア装置上で動作させることが可能であり、例えば他社製品に組み込むことで新たに信号識別機能を追加することが可能です(別途ご相談ください)。

※無線信号識別IPコアは、株式会社NTTドコモが総務省からの委託を受けて実施した「同一周波数帯における複数無線システム間無線リソース制御技術の研究開発」の成果である無線信号識別技術を採用しています。

■ 問い合わせ先

株式会社ドルフィンシステム
http://www.dolphinsystem.jp/contactus/
03-6658-4949

■ 関連リンク

無線信号処理装置 ベースキット 無線信号識別IPコア バンドル
(PDF) 同一周波数帯における複数無線システム間無線リソース制御技術の研究開発 (ア-(b) マルチシステム対応信号識別技術)

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