ナショナルインスツルメンツの年1回のテクニカルイベント “NI Days 2016″が本年も品川東京コンファレンスセンターにて開催されます。
日時 |
2016年10月26日(水) 10:00~18:00 (9:30受付開始) |
会場 |
東京コンファレンスセンター(品川) |
入場料 |
無料(事前登録制) |
主催 |
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 |
すでに公式サイトもオープンしセッション・体験セミナー内容の公開と、一般登録が出来るようになりました。
そこで今回はドルフィンシステム福島が注目しているセッション・体験セミナーをご紹介します。
体験セミナー
弊社の一部のお客様もご使用になっているLabVIEW Communications。
全く新しい通信に特化したLabVIEW開発フレームワークです。
まだ使用する予定はなくても、どのようなものか?時間を費やす価値はあります。
またこのセミナーの長時間バージョンが「USRP RIOを用いたソフトウェア無線体験セミナー」として定期開催されていますので、是非参加検討してください。
15:15~17:00 |
体験セミナー H-2.2?【LabVIEWユーザ対象】 USRP RIOを用いたソフトウェア無線体験セミナー 5Gなどの次世代のワイヤレス通信システムの研究・開発において、いかに早くコンセプトやアルゴリズムを実世界の環境で実証できるかが、開発競争を勝ち抜く上で大きな鍵となっています。本セミナーではOFDM方式を例にとり、無線通信システムのプロトタイピングを体験できます。低コストながらも柔軟性に優れたソフトウェア無線(SDR)を利用することで、標準のPCを次世代ワイヤレスプロトタイピングツールとし、画期的な LabVIEW CommunicationsソフトウェアとNI USRP?(Universal Software Radio Peripheral)を併用することで、ソフトウェアとハードウェアの極めて高い統合性を実現します。 ※本セミナーは通常開催している無料セミナー「USRP RIOを用いたソフトウェア無線体験セミナー」の短縮版のため、LabVIEWの操作方法は解説しません。そのため、LabVIEWを使用したことのない方は参加できませんので、予めご了承ください。 日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 |
セッション
多くのお客様が使用されている「ベクトル信号トランシーバ」通称VST。
USRPと並んでRFの世界ではモジュール式計測器のスタンダード的な存在です。
先日このVSTの新バージョン「第2世代ベクトル信号トランシーバ」が発売開始されました。
今回のセッションでは「第2世代ベクトル信号トランシーバ」を軸としたセッションが行われるようです。
「第2世代ベクトル信号トランシーバ」は、
世界初の帯域幅 1GHz
Virtex7を搭載しているので、今まで以上にFPAG上で信号処理を行わせることが出来そうです。
さらに8ポートの高速シリアルインターフェイスを搭載しており、フロントパネル間で他のVSTとのデータやりとりも出来るため(仮)、PXI express接続のボトルネックが解消されそうです。
現在(2016/8/09)は「第2世代ベクトル信号トランシーバ」の詳細スペックはおろか、価格や使用も公開されていませんがNI Daysでは「第2世代ベクトル信号トランシーバ」を使った実践的なセッションが行われると期待できそうです。
14:00~14:45 |
技術セッション C-2?【ワイヤレステスト】 最新の広帯域・高性能RF計測器で5G・802.11ax/ay・ミリ波通信技術の実現へ (仮) 移動通信システムや無線LANシステムをはじめとした無線通信システムでは、増加の一途を辿る無線トラフィックの需要に応えるために、現状よりも数十倍もの高速大容量化が求められています。この要求に応えるため、5GやIEEE 802.11ax/ayに代表される次世代の無線通信規格では、周波数チャネルの飛躍的な広帯域化や、1024-QAMなどの超多値変調の追加、さらには移動通信システムにおけるミリ波通信の導入などが議論されています。これら次世代無線通信規格の実現には、システム試作や商品開発・量産に活用されるRF計測器の広帯域化・高性能化が不可欠です。本セッションでは飛躍的な広帯域化・計測性能の進化を遂げたNIのRF計測器が、5G・802.11ax/ayの実現のキープレーヤーであることを示します。 ◆ 参加対象者:無線通信技術の研究開発担当者、ワイヤレステスト・RF半導体テストの開発担当者 日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 |
16:15~17:00 |
技術セッション C-4?【無線通信・レーダシステム】 NIのプラットフォームで世の中のRFシステムを支えるスペクトルモニタリング技術が進化する! (仮) RF計測器を用いて無線周波数の使用状況を監視するスペクトルモニタリング技術は、TVホワイトスペースの活用や、ダイナミックスペクトルアクセスに代表されるコグニティブ無線技術が脚光を浴びるのに比例して、その存在感を高めている技術です。スペクトルモニタリング技術は他にも、航空防衛・レーダ技術・行政などによる無線周波数資源管理など、多岐にわたるRFシステムの開発・運用に欠かせない技術です。本セッションでは、スペクトルモニタリング技術の基礎や動向を紹介します。また、NIのプラットフォームを活用することで、スペクトルモニタリングシステムの性能を左右するオンボード信号処理能力・遅延・帯域幅を今まで以上に高めることができ、将来のスペクトルモニタリング技術の発展にはNIのプラットフォームが欠かせないことを説明します。 ◆ 参加対象者:無線通信・レーダシステムの研究者・開発担当者、物理学の研究者 日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 |