
USRP E320搭載RF収録再生システム
ソフトウェア無線機(USRP)とPCを組み合わせたRF収録再生システムです。

- 70 MHz〜6 GHzのRF信号を収録・再生
- ストリーミング方式で、48 MHz BW × 1 ch、または24 MHz BW × 2 chの信号を収録・再生
- 収録可能時間
- 約44時間
- 10 MHz BW
- 約22時間
- 20 MHz BW
- 約9時間
- 48 MHz BW
- 筐体からの放熱でファンレス動作(筐体付き構成)
- GPSDOを標準装備し、GPSを使った周波数・時刻の基準を利用可能
- RF周波数範囲
- 70 MHz〜
6 GHz - 収録・再生
帯域幅/ch - 48 MHz BW(1 ch時)24 MHz BW(2 ch時)
- チャネル数
- RX 2 ch /
TX 2 ch
E320と制御PCを、設定済みのシステムでお届け。
USRP、PC、SSDと収録再生ソフトウェアを組み合わせ、必要な動作条件を確認してお届けします。
イーサネットでPCに接続します。


- USRP
- E320(筐体付き)
- PC構成
- 小型PC / ワークステーション(以下は構成例)
- PC
- Ethernet対応の小型PC / ワークステーション
- CPU・メモリ
- 必要な帯域・チャネル数に合わせて選定
- 保存用SSD
- 収録時間に合わせたNVMe SSD
- USRPとの接続
- 1 GbE(RJ45) × 1
1 GbE/10 GbE(SFP+) × 1ポート数はUSRP側の数です。使用するイーサネットポートと通信速度は構成によって異なります。
接続条件を見る → - 納品時のFPGAフレーバー
- XG
標準構成では、このフレーバーに対応したハードウェア構成で納品します。 - USRPの電源
- ACアダプター
- ソフトウェア・設定
- 収録再生ソフトウェア、データビューア、Ubuntu Linux、ドライバーを設定してお届けします。
- 操作資料
- 日本語の技術・操作マニュアル(電子版)
掲載内容は構成例です。納品する機器・ソフトウェアと構成は、お見積もりに明記します。
ストリーミング方式で収録・再生します。
受信したIQデータをPCのSSDへ保存し、保存したIQデータをUSRPへ転送してRF再生します。本体メモリ方式には対応していません。
- 帯域・チャネル数
- 48 MHz BW × 1 ch
または24 MHz BW × 2 ch
収録可能時間の目安
| 帯域幅/ch | 1 ch収録 | 2 ch同時収録 |
|---|---|---|
| 48 MHz BW | 約9時間 | 対象外 |
| 40 MHz BW | 約11時間 | 対象外 |
| 24 MHz BW | 約18時間 | 約9時間 |
| 20 MHz BW | 約22時間 | 約11時間 |
| 10 MHz BW | 約44時間 | 約22時間 |
送信しながら、同時に収録
保存した波形をRF信号として再生しながら、受信信号を収録できます。
実際の画面で見る使い方

選べるオプション。

データ退避用の高速外付けSSD
収録済みデータを外付けSSDへ退避し、内蔵SSDの空き容量を確保します。
測定現場からの持ち帰りや、解析用PCへの受け渡しに利用できます。

3 VアクティブGPSアンテナ ↗
オプションGPSDOで衛星信号を受信するためのアンテナ。
本体内蔵GPSDOを使用するときに追加。GPSDOモジュールの増設ではありません。
この機種のポイント
チャネル数によって帯域幅が変わります
1 ch使用時は48 MHz BW、2 ch使用時は1チャネルあたり24 MHz BWで収録・再生できます。
2 chの中心周波数は共有
受信側の2 ch、送信側の2 chは、それぞれ中心周波数を共有します。
高調波・低調波による受信応答に注意
入力信号とは異なる周波数にも、信号が観測されることがあります。目的の信号と取り違えないよう、奇数倍・奇数分の1の周波数に関係する応答にも注意が必要です。
内部校正時に信号が出力される場合があります
再生開始前や送信周波数の変更時に、内部校正に伴う一時的な信号が出力される場合があります。評価対象へ入れたくない場合は、外部RFスイッチなどによる遮断を検討します。
実機で確かめた性能
現在、実機での動作確認を進めています。結果はこのページで順次公開します。
掲載前の条件(帯域・チャネル数・収録時間など)についても、ご相談いただければ個別にお答えします。
E320の構成を相談する。
用途やご希望を、分かる範囲でお知らせください。PC・SSD・オプションも含めてご案内します。
この機種のよくあるご質問。
帯域・チャネル数・中心周波数
収録・再生できる帯域幅とチャネル数は?
1 ch時は48 MHz BW、2 ch時は1チャネルあたり24 MHz BWの収録・再生に対応しています。
2 chで別々の中心周波数を設定できますか?
受信側の2 chは中心周波数を共有し、送信側の2 chも中心周波数を共有します。2系統を別々の周波数帯へ自由に同調する構成ではありません。
送信と受信の周波数は独立です。
UHDのデジタル周波数シフトとRF側のLO共有は別の機能です。当社ソフトウェアで利用する設定は、必要な帯域・チャネル数を含めて構成ごとに確認します。
収録・再生・データ保存
保存データ量と収録時間は、どう計算しますか?
保存データ量はIQレート・保存形式・チャネル数で決まります。I・Q各16 bit(複素サンプルあたり4 byte)の場合、各24 MHz BW・2 ch(各30 MS/s)では、30 MS/s × 4 byte × 2 ch=240 MB/sです。
保存用の空き容量が1 TBなら、1,000,000 MB ÷ 240 MB/s ÷ 60=約69.4分です。容量は10進表記で、OSや既存データを除いた空き容量を用います。
これは容量からの計算例であり、連続動作の確認結果ではありません。
収録と再生を同時に行えますか?
ストリーミング方式で、送信しながら同時に収録できます。受信・送信の帯域とチャネル数を合わせて、接続・PC・SSDの性能を確認します。
「2チャネル同時」と「収録しながら再生」は別の条件です。個別の収録・再生の確認結果は、送受信同時動作の最大性能を示すものではありません。
同時動作時の帯域・チャネル数は構成ごとに確認します。最大帯域・全チャネルでの同時動作を保証するものではありません。
本体メモリ方式に対応していますか?
本システムのE320は、本体メモリ方式には対応していません。PCのSSDとの間でデータを転送するストリーミング方式で収録・再生します。
本体に搭載されたDRAMは、本システムでは収録・再生用のメモリとして使用しません。
外付けSSDは何に使いますか?
収録データの退避や受け渡しに使います。
RF入出力・信号品質
入力レベルの上限は?
RF入力上限は−15 dBmです。上限以下でも、ゲインや信号の条件によって飽和することがあるため、波形を確認して調整します。
強い信号が入ることが想定される場合はUSRP入力前でアッテネータにより減衰させてください。受信ゲインを下げる操作だけで、RF端子への過大入力を防ぐことはできません。
帯域外の信号が、入力とは異なる周波数に現れることはありますか?
受信回路の特性により、帯域外の信号が入力とは異なる周波数に現れ、目的の信号と取り違える場合があります。使用周波数と周辺信号の周波数・レベルに応じて影響を確認し、RF入力フィルターなどを含めて構成を検討します。
高調波・低調波の受信応答の測定例はB200・B210・B200miniによるもので、E320の実測値・保証値ではありません。
再生開始前や送信周波数の変更時にも、信号が出ますか?
内部校正に伴い、再生データとは別の一時的な信号が出力される場合があります。出力の条件と対策は、共通FAQをご覧ください。
接続・給電・機器構成
USRPのイーサネットポートの通信速度や使用条件は?
標準構成のXGフレーバーでは、以下の構成です。
- SFP+:10 GbE
- RJ45:1 GbE
収録再生アプリでHGフレーバーに切り替えると、以下の構成になります。
- SFP+:1 GbE
- RJ45:1 GbE
基本仕様を詳しく確認する。
機器単体の仕様と、各方式の適用条件を掲載しています。各値の🔗から出典へ移動できます。— は未確認・対象外を表します。
| 受信周波数範囲 | 70 MHz〜6 GHz🔗 |
|---|---|
| 送信周波数範囲 | 70 MHz〜6 GHz🔗 |
| 最大瞬時受信帯域幅 / ch | 56 MHz BW(アナログ帯域幅)。収録・再生:1 ch時48 MHz BW、2 ch時24 MHz BW/ch🔗🔗56 MHzと48 MHz・24 MHzの違い E320 最大瞬時受信帯域幅 / chの条件 メーカーの10 GbE試験手順では、1 ch時61.44 MS/s、2 ch時30.72 MS/s/ch。 |
| 最大瞬時送信帯域幅 / ch | 56 MHz BW(アナログ帯域幅)。収録・再生:1 ch時48 MHz BW、2 ch時24 MHz BW/ch🔗🔗 E320 最大瞬時送信帯域幅 / chの条件 メーカーの10 GbE試験手順では、1 ch時61.44 MS/s、2 ch時30.72 MS/s/ch。 |
| 受信チャネル数 | 2🔗 |
| 送信チャネル数 | 2🔗 |
| 受信チャネルごとのRF周波数設定RFの中心周波数を独立に設定できるか。デジタル周波数シフトとは別です。 | ×🔗 E320 受信チャネルごとのRF周波数設定の条件 RX同士・TX同士はそれぞれLOを共有。送信と受信の周波数は独立。 |
| 送信チャネルごとのRF周波数設定 | ×🔗 E320 送信チャネルごとのRF周波数設定の条件 RX同士・TX同士はそれぞれLOを共有。送信と受信の周波数は独立。 |
| 受信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。 | 0〜76 dB |
| 受信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。 | 1.0 dB |
| 送信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。 | 0〜89.8 dB |
| 送信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。 | 0.2 dB |
| PC接続方式 | 1 / 10 GbE🔗 E320 PC接続方式の条件 RJ45 × 1、SFP+ × 1。SFP+の通信速度はFPGA構成による。 |
収録・再生方式
機器側の対応を比較。連続動作時間やPC・SSD性能は含みません。
| ストリーミング収録 | ○🔗 |
|---|---|
| ストリーミング再生 | ○🔗 |
| 本体メモリ収録/再生 | × E320 本体メモリ収録/再生の条件 取得記録のXG構成にはReplayブロックなし。FPGA変更時は別途確認。 |
| DRAM搭載量FPGA側のDRAM容量。OS用メモリは含みません。 | 2 GB(FPGA用)🔗 E320 DRAM搭載量の条件 ARM用1 GBとは別。XG構成ではDmaFIFOとして使用し、Replay用の収録・再生容量を意味しません。 |
数値未掲載・未確認・対象外の項目(1件)
| 本体メモリ収録時間 / 再生波形長現在のアプリの容量計算による目安。収録のみ・再生のみの条件。 | — |
|---|
同時収録再生
○は対応する構成があることを示します。全帯域・全チャネル同時の保証ではありません。
| ストリーミング収録 + ストリーミング再生 | ○🔗 E320 ストリーミング収録 + ストリーミング再生の条件 機器側の全二重通信に対応。利用可能なレートはチャネル数・転送構成による。 |
|---|---|
| ストリーミング収録 + 本体メモリ再生 | × E320 ストリーミング収録 + 本体メモリ再生の条件 取得記録のXG構成にはReplayブロックなし。FPGA変更時は別途確認。 |
| 本体メモリ収録 + ストリーミング再生 | × E320 本体メモリ収録 + ストリーミング再生の条件 取得記録のXG構成にはReplayブロックなし。FPGA変更時は別途確認。 |
| 本体メモリ収録 + 本体メモリ再生 | × E320 本体メモリ収録 + 本体メモリ再生の条件 取得記録のXG構成にはReplayブロックなし。FPGA変更時は別途確認。 |
数値未掲載・未確認・対象外の項目(1件)
| 本体メモリ同士の同時チャネル数 | — |
|---|
サンプリング
IQレートとRF帯域幅、ADC/DAC分解能と保存形式は別の仕様です。
| 最大IQレート / ch | 61.44 MS/s🔗🔗🔗 E320 最大IQレート / chの条件 ホストへの最大転送レート。2 ch時はメーカー試験で30.72 MS/s/ch。 |
|---|---|
| マスタークロックレートIQレートの基準となるクロック。単位はMHz。 | 200 kHz〜61.44 MHz🔗 E320 マスタークロックレートの条件 既定値16 MHz。チャネル数・転送構成に応じて設定。 |
| ADC分解能 | 12 bit🔗🔗 E320 ADC分解能の条件 搭載RFIC AD9361の分解能。 |
| DAC分解能 | 12 bit🔗🔗 E320 DAC分解能の条件 搭載RFIC AD9361の分解能。 |
RF受信性能
入力上限は損傷を避けるための制限。測定に適した入力レベルとは別です。
| RF入力上限レベル | −15 dBm🔗 |
|---|---|
| 雑音指数(NF) | <8 dB🔗 E320 雑音指数(NF)の条件 Typical。 |
| 入力IP3(IIP3) | −20 dBm🔗 E320 入力IP3(IIP3)の条件 Typical NF条件。 |
数値未掲載・未確認・対象外の項目(7件)
| 推奨RF入力上限レベルメーカーが入力上限と分けて公表している場合に掲載。 | — |
|---|---|
| RF入力インピーダンス | — |
| RF入力コネクタ | — |
| フルスケールに達する入力レベル | — |
| 受信ゲイン整定時間 | — |
| 受信DCオフセット | — |
| 受信イメージ抑圧性能 | — |
RF送信性能
出力やひずみの値は、周波数・ゲイン・補正条件と合わせて確認します。
| RF出力レベル(メーカー公表値) | >10 dBm🔗 E320 RF出力レベル(メーカー公表値)の条件 メーカー公表の出力値。絶対最大値ではありません。 |
|---|
数値未掲載・未確認・対象外の項目(10件)
| RF出力インピーダンス | — |
|---|---|
| RF出力コネクタ | — |
| 送信位相雑音 | — |
| 出力IP3(OIP3) | — |
| 送受信間アイソレーション | — |
| 送信ゲイン整定時間 | — |
| LO漏れ | — |
| 送信イメージ抑圧性能 | — |
| 非高調波スプリアス | — |
| 出力雑音密度 | — |
設置・運用条件
USRP本体の仕様です。PC・SSD・付属品の重量などは含めません。
| 外形寸法 | 175 × 106 × 38 mm🔗 E320 外形寸法の条件 筐体版・メーカー記載順。 |
|---|---|
| 本体重量 | 0.86 kg🔗 E320 本体重量の条件 筐体版。 |
| 電源方式 | ACアダプター(12 V DC)🔗 E320 電源方式の条件 筐体版の付属電源。 |
| 消費電力 / 電源定格 | 12 V・7 A(電源定格)🔗 E320 消費電力 / 電源定格の条件 付属電源の定格。実消費電力ではありません。 |
| 動作温度範囲 | 0〜45 ℃🔗 |
| 冷却方式 | 自然空冷(筐体放熱・ファンレス)🔗 E320 冷却方式の条件 掲載している筐体付き構成の冷却方式です。基板単体の冷却構成を示すものではありません。 |
数値未掲載・未確認・対象外の項目(1件)
| ラック搭載 | — |
|---|
仕様・構成・アクセサリの出典
- Ettus Research:E320 製品・アクセサリ ↗
- UHD公式マニュアル:E320の構成・運用 ↗
- AD9361 / ADC・DAC分解能🔗
- E320仕様 / 帯域幅🔗
- E320仕様 / チャネル数🔗
- Ettus E320筐体付き製品 / Features: Passive cooling enclosure🔗
- E320仕様 / 筐体版の寸法🔗
- E320製品仕様 / FPGA用DRAM🔗
- E320仕様 / 基本仕様🔗
- E320仕様 / 前面端子🔗
- E320仕様 / GPSDO🔗
- E320導入ガイド / ストリーミング接続🔗
- E320仕様 / RF入力上限🔗
- E320導入ガイド / マスタークロックレート🔗
- E320導入ガイド / 付属電源🔗
- E320仕様 / RF性能🔗
- E320仕様 / 最大転送レート🔗
- E320導入ガイド / 1 ch・2 chのIQレート試験手順🔗
- UHD試験手順 / E320 10 GbE🔗
- E320仕様 / 動作温度🔗
- E320仕様 / LO共有🔗
- E320仕様 / 筐体版の重量🔗
- 3 VアクティブGPSアンテナの製品情報・使用写真の出典(Ettus Research) ↗
- アクセサリの掲載根拠:メーカー掲載情報 ↗。2026年9月17日確認。