最大400 MHz BW/ch・4系統のRF入出力

USRP X410搭載RF収録再生システム

広帯域と4 chを、一台の測定基盤に。

ソフトウェア無線機(USRP)とPCを組み合わせたRF収録再生システムです。

USRP X410の商品写真(筐体全体)
X410
  • 1 MHz〜7.2 GHzのRF信号を収録・再生
  • ストリーミング方式で、広帯域の信号をSSDへ長時間収録・再生
  • 本体メモリ方式で、1チャネルあたり最大200 MHz BWの信号を収録・再生
  • 方式に合わせて、ノートPCまたはワークステーションを選択
  • GPSDOを標準装備し、GPSを使った周波数・時刻の基準を利用可能
RF周波数範囲
1 MHz〜7.2 GHz
収録・再生帯域幅/ch
400 MHz BW
チャネル数
RX 4 ch / TX 4 ch
お届けするシステム構成

X410と制御PCを、設定済みのシステムでお届け。

USRP、PC、SSDと収録再生ソフトウェアを組み合わせ、必要な動作条件を確認してお届けします。

400 MHz BWのCG_400構成と、本体メモリに対応するX4_200 / UC_200構成は分けて検討します。

USRP X410の商品写真(筐体全体)
X410
タワー型ワークステーションとUSRP X410、モニターの構成イメージ
ワークステーションとの組み合わせ例(写真のUSRPはX410)。
USRP
X410(4RX / 4TX)
PC構成
高速ワークステーション(以下は構成例)
PC
拡張性・放熱性能を備えるワークステーション
CPU・メモリ
使用帯域と収録再生方式に合わせて選定
保存用SSD
必要な持続速度・容量を満たすNVMe SSD構成
周辺機器
ディスプレイ・キーボード・マウスを構成に合わせて選定
USRPとの接続
1 GbE(RJ45) × 1
10 GbE/100 GbE(QSFP28) × 1
100 GbE(QSFP28) × 1

ポート数はUSRP側の数です。使用するイーサネットポートと通信速度は構成によって異なります。

接続条件を見る →
納品時のFPGAフレーバー
X4_200
標準構成では、このフレーバーに対応したハードウェア構成で納品します。
USRPの電源
ACアダプター
ソフトウェア・設定
収録再生ソフトウェア、データビューア、Ubuntu Linux、ドライバーを設定してお届けします。
操作資料
日本語の技術・操作マニュアル(電子版)

掲載内容は構成例です。納品する機器・ソフトウェアと構成は、お見積もりに明記します。

収録再生方式

長時間ならストリーミング、短い区間の取得・繰り返し再生なら本体メモリ。

収録・再生方式の選び方
ストリーミング方式本体メモリ方式
向く使い方長時間の収録・連続再生短い区間の取得・同じ波形の繰り返し再生
帯域の条件最大400 MHz BW/ch200 MHz BW/ch
収録時間・再生波形長SSD空き容量とデータ量による収録:最長約1.07秒/再生波形:約0.54秒分(200 MHz BW/ch × 4 ch、計算値)
PC構成の目安小型ワークステーションノートPCも選択可能

時間は容量からの計算値で、ストリーミングの連続動作性能はPC・接続・SSD構成によります。

本体メモリの繰り返し収録には、データ転送などによる収録されない時間があります。

本体メモリ方式で使えるチャネル数(USRP 1台あたり)

受信(収録)と送信(再生)を合わせて最大4 chを使用できます。

X4_200/UC_200構成。CG_400では本体メモリ方式を使用できません。

本体メモリ方式のチャネル数と組み合わせ
使用方法受信(収録)送信(再生)
受信のみ4 ch—
送信のみ—4 ch
送受信同時の例2 ch2 ch

送受信同時は、受信3 ch+送信1 ch、受信1 ch+送信3 chでも使用できます。

送受信同時は、収録・再生の両方に本体メモリ方式を使う場合です。

収録と再生の方式を組み合わせて、同時に使用できます。方式の選び方は共通FAQをご覧ください。

実際の画面で見る使い方

収録ボタン・状態表示と、時間波形・スペクトラムを表示した収録再生ソフトウェアの実画面

受信・収録・内容確認・RF再生の手順を、実際の画面で紹介します。基本操作から、時刻指定や繰り返し収録などの応用まで確認できます。

実際の画面で使い方を見る
用途に合わせて構成を選ぶ

選べるオプション。

USB-Cケーブル付き外付けSSDのイメージ画像(生成画像)
イメージ画像

データ退避用の高速外付けSSD

収録済みデータを外付けSSDへ退避し、内蔵SSDの空き容量を確保します。

測定現場からの持ち帰りや、解析用PCへの受け渡しに利用できます。

OctoClock CDA-2990

OctoClock CDA-2990 ↗

型番:784305-01

オプション

外部から入力した10 MHz・PPSを最大8系統へ分配。

外部の10 MHz・PPS信号源が必要です。LO共有とは別の機能です。

3 VアクティブGPSアンテナ

3 VアクティブGPSアンテナ ↗

オプション

GPSDOで衛星信号を受信するためのアンテナ。

本体内蔵GPSDOを使用するときに追加。GPSDOモジュールの増設ではありません。

この機種のポイント

外部LOの入出力には非対応

10 MHz・PPSや内蔵GPSDOによるクロック・時刻同期に対応します。外部LOを共有する構成とは区別して選定します。

実機で確かめた性能

現在、実機での動作確認を進めています。結果はこのページで順次公開します。

掲載前の条件(帯域・チャネル数・収録時間など)についても、ご相談いただければ個別にお答えします。

ご相談・お見積もり

X410の構成を相談する。

用途やご希望を、分かる範囲でお知らせください。PC・SSD・オプションも含めてご案内します。

選定の前に

この機種のよくあるご質問。

帯域・チャネル数・中心周波数

納品時のフレーバーで400 MHz BWを使えますか?

標準構成のX4_200フレーバーでは、対応帯域幅は1チャネルあたり200 MHz BWです。本体メモリ方式にも対応しています。

400 MHz BWに対応するCG_400フレーバーは、標準構成とは異なります。また、CG_400は本体メモリ方式には対応していません。

収録・再生・データ保存

最大帯域・全チャネルで同時に収録・再生できますか?

最大帯域や4RX / 4TXという仕様が、すべての方式・同時動作での最大性能を意味するものではありません。方式の組み合わせと対応条件は、詳細仕様の「同時収録再生」で確認できます。

掲載するRF帯域は、SSDへの連続収録・再生性能を保証するものではありません。PC・接続・SSDと設定をそろえて確認します。

X410の本体メモリ方式で収録・再生できる時間は、どのくらいですか?

X4_200/UC_200構成の場合、200 MHz BW/ch・4 chの場合、各チャネルの収録時間は最長約1秒、保存できる再生波形は約0.5秒分が計算上の目安です。

  • 収録の例:CH0〜CH3で同時に収録し、各チャネルに約1秒分までのデータを保存できます。収録時間は、この範囲内で指定します。
  • 再生の例:CH0〜CH3に各チャネル約0.5秒分までの波形を保存し、4 chで同時に再生できます。保存した波形は繰り返し再生できます。

使用チャネル数などの条件が同じなら、IQレートを半分にすると、指定できる最長の収録時間も、保存できる再生波形の長さも、計算上2倍になります。

使用チャネル数を半分にした場合も、同じように2倍になります。

使用チャネル数とIQレートを両方とも半分にすると、指定できる最長の収録時間も、保存できる再生波形の長さも、計算上4倍になります。

収録のみ、または再生のみで使用する場合の、現在のアプリの容量計算に基づく目安です。上限付近まで収録・再生した実機確認結果ではありません。

実際に設定できるIQレートには機種・構成による制限があります。詳しい計算条件は「本体メモリの計算方法と前提」をご確認ください。

外付けSSDは何に使いますか?

収録データの退避や受け渡しに使います。

同期・位相・LO共有

外部LOで複数台の位相をそろえられますか?

X410は外部LOの入出力に対応していません。10 MHz・PPSやGPSDOによるクロック・時刻同期と、LO共有は区別して選定します。

接続・給電・機器構成

USRPのイーサネットポートの通信速度や使用条件は?

標準構成のX4_200フレーバーでは、以下の構成です。

  • QSFP28 ポート0:最大4系統の10 GbEに分岐可能
  • QSFP28 ポート1:使用しません
  • RJ45:1 GbE

分岐できる系統数と、実際にPCへ接続する本数は異なります。

仕様と対応条件

基本仕様を詳しく確認する。

機器単体の仕様と、各方式の適用条件を掲載しています。各値の🔗から出典へ移動できます。— は未確認・対象外を表します。

X410:基本仕様
受信周波数範囲1 MHz〜7.2 GHz🔗
X410 受信周波数範囲の条件

8 GHzまでチューニング可能。公表仕様範囲は7.2 GHzまで。

送信周波数範囲1 MHz〜7.2 GHz🔗
X410 送信周波数範囲の条件

8 GHzまでチューニング可能。公表仕様範囲は7.2 GHzまで。

最大瞬時受信帯域幅 / ch400 MHz BW🔗
X410 最大瞬時受信帯域幅 / chの条件

周波数・FPGA条件あり。

最大瞬時送信帯域幅 / ch400 MHz BW🔗
X410 最大瞬時送信帯域幅 / chの条件

周波数・FPGA条件あり。

受信チャネル数4🔗
送信チャネル数4🔗
受信チャネルごとのRF周波数設定RFの中心周波数を独立に設定できるか。デジタル周波数シフトとは別です。○🔗
送信チャネルごとのRF周波数設定○🔗
受信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜60 dB🔗
X410 受信ゲイン設定範囲の条件

UHDの全体ゲイン設定範囲。メーカー仕様のRF利得調整幅は500 MHz以下38 dB、500 MHz超60 dB。

受信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。1.0 dB
送信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜60 dB
送信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。1.0 dB
PC接続方式1 / 10 / 100 GbE🔗
X410 PC接続方式の条件

RJ45 × 1、QSFP28 × 2。使用する端子・通信速度はFPGA構成による。

収録・再生方式

機器側の対応を比較。連続動作時間やPC・SSD性能は含みません。

X410:収録・再生方式
ストリーミング収録○🔗
ストリーミング再生○🔗
本体メモリ収録/再生○
X410 本体メモリ収録/再生の条件

対応するReplay入りFPGA構成で利用。

DRAM搭載量FPGA側のDRAM容量。OS用メモリは含みません。8 GiB搭載 / Replay用4 GiB🔗
X410 DRAM搭載量の条件

X4_200 / UC_200は4 GiBを利用。CG_400はReplay非搭載。

本体メモリ収録時間 / 再生波形長現在のアプリの容量計算による目安。収録のみ・再生のみの条件。収録:約1.07秒/再生波形:約0.54秒分🔗@ 200 MHz BW × 4 ch現在のアプリの容量計算による目安

同時収録再生

○は対応する構成があることを示します。全帯域・全チャネル同時の保証ではありません。

X410:同時収録再生
ストリーミング収録 + ストリーミング再生○🔗
X410 ストリーミング収録 + ストリーミング再生の条件

機器側の全二重通信に対応。実際の転送帯域は接続構成による。

ストリーミング収録 + 本体メモリ再生○混在方式と本体メモリ同士の同時動作条件を見る
X410 ストリーミング収録 + 本体メモリ再生の条件

混在方式の帯域・チャネル数は、PC・接続・SSD・FPGA構成と合わせて個別に確認します。本体メモリ方式同士の上限を、そのまま適用するものではありません。

本体メモリ収録 + ストリーミング再生○混在方式と本体メモリ同士の同時動作条件を見る
X410 本体メモリ収録 + ストリーミング再生の条件

混在方式の帯域・チャネル数は、PC・接続・SSD・FPGA構成と合わせて個別に確認します。本体メモリ方式同士の上限を、そのまま適用するものではありません。

本体メモリ収録 + 本体メモリ再生○本体メモリ方式同士の同時チャネル数を見る
X410 本体メモリ収録 + 本体メモリ再生の条件

本体メモリ方式同士の同時動作には、チャネル数・FPGA構成の条件があります。

本体メモリ同士の同時チャネル数合計4 ch
X410 本体メモリ同士の同時チャネル数の条件

X4_200 / UC_200。

同期

周波数・時刻の同期と、初期位相差の再現性を区別します。 初期位相差の再現性は位相差がゼロという意味ではありません。連続動作中の位相ドリフトは未評価です。同期と初期位相差の再現性の違いを見る

X410:同期
外部10 MHz基準入力○🔗
外部PPS入力○🔗
GPSDO内蔵🔗
外部LO入力×🔗
LO出力・共有×🔗
複数台の周波数・時刻同期○🔗同期の詳細
数値未掲載・未確認・対象外の項目(2件)
X410:同期:数値未掲載・未確認・対象外
受信チャネル間の初期位相差の再現性—
送信チャネル間の初期位相差の再現性—

サンプリング

IQレートとRF帯域幅、ADC/DAC分解能と保存形式は別の仕様です。

X410:サンプリング
最大IQレート / ch500 MS/s🔗
マスタークロックレートIQレートの基準となるクロック。単位はMHz。245.76 / 250 / 491.52 / 500 MHz🔗
X410 マスタークロックレートの条件

200 MHz BWのFPGA:245.76 / 250 MHz。400 MHz BWのFPGA:491.52 / 500 MHz。

ADC分解能12 bit🔗
DAC分解能14 bit🔗

RF受信性能

入力上限は損傷を避けるための制限。測定に適した入力レベルとは別です。

X410:RF受信性能
RF入力上限レベル+14 / +17 dBm(連続)🔗
X410 RF入力上限レベルの条件

3 GHz以下:+14 dBm、3 GHz超:+17 dBm。3 GHz超では+20 dBmは5分以内。

RF入力インピーダンス50 Ω🔗
RF入力コネクタSMA🔗
雑音指数(NF)8 dB @ 1 GHz🔗
X410 雑音指数(NF)の条件

500 MHz〜3.1 GHz。

入力IP3(IIP3)+12 dBm🔗
X410 入力IP3(IIP3)の条件

入力0 dBm・フルスケール条件。

受信ゲイン整定時間0.3 µs🔗
数値未掲載・未確認・対象外の項目(4件)
X410:RF受信性能:数値未掲載・未確認・対象外
推奨RF入力上限レベルメーカーが入力上限と分けて公表している場合に掲載。—
フルスケールに達する入力レベル—
受信DCオフセット—
受信イメージ抑圧性能—

RF送信性能

出力やひずみの値は、周波数・ゲイン・補正条件と合わせて確認します。

X410:RF送信性能
RF出力レベル(メーカー公表値)<+23 dBm🔗
X410 RF出力レベル(メーカー公表値)の条件

周波数依存。代表的な最大出力の範囲で、全周波数で23 dBmを出せるという意味ではありません。

RF出力インピーダンス50 Ω🔗
RF出力コネクタSMA🔗
送信位相雑音−101 dBc/Hz🔗
X410 送信位相雑音の条件

搬送波1 GHz・10 kHzオフセット・23 ℃・公称。

送信ゲイン整定時間1 µs🔗
出力雑音密度−146 dBm/Hz🔗
X410 出力雑音密度の条件

10 MHz〜8 GHz・23 ℃。出力0 dBmとなるゲイン条件。

数値未掲載・未確認・対象外の項目(5件)
X410:RF送信性能:数値未掲載・未確認・対象外
出力IP3(OIP3)—
送受信間アイソレーション—
LO漏れ—
送信イメージ抑圧性能—
非高調波スプリアス—

設置・運用条件

USRP本体の仕様です。PC・SSD・付属品の重量などは含めません。

X410:設置・運用条件
外形寸法267 × 222 × 44 mm🔗
X410 外形寸法の条件

筐体・メーカー記載順。コネクタ込み285 × 222 × 44 mm。

本体重量2.7 kg🔗
電源方式ACアダプター(12 V DC)🔗
X410 電源方式の条件

指定ACアダプターを使用。

消費電力 / 電源定格電源要件:190 W以上🔗
X410 消費電力 / 電源定格の条件

消費電力の実測値ではありません。定格電流7〜16 A、FPGAによる。

動作温度範囲0〜55 ℃🔗
X410 動作温度範囲の条件

設置時の吸排気・冷却条件は仕様書を参照。

冷却方式ファン冷却🔗
ラック搭載○・1U(別売キット)🔗
X410 ラック搭載の条件

別売19インチ・1Uキットを使用。1台用:788149-01、2台用:788147-01。

仕様・構成・アクセサリの出典