1 chから始める、USB接続の収録再生

USRP B200搭載RF収録再生システム

必要な1系統を、シンプルな構成で。

ソフトウェア無線機(USRP)とPCを組み合わせたRF収録再生システムです。

ノートPCと筐体付きUSRPをUSB接続した収録再生システムの構成例
ノートPCとUSRP B210
  • 70 MHz〜6 GHzのRF信号を収録・再生
  • ストリーミング方式で、48 MHz BW × 1 chの信号を収録・再生
  • 収録可能時間
    約4時間
    10 MHz BW
    約2時間
    20 MHz BW
    約56分
    48 MHz BW
  • ノートPCとUSB接続し、測定場所へ持ち運び可能
  • オプションのGPSDOで、時刻・周波数の基準が必要な測定に対応
RF周波数範囲
70 MHz〜6 GHz
収録・再生帯域幅/ch
48 MHz BW
チャネル数
RX 1 ch / TX 1 ch
お届けするシステム構成

B200と制御PCを、設定済みのシステムでお届け。

USRP、PC、SSDと収録再生ソフトウェアを組み合わせ、必要な動作条件を確認してお届けします。

ノートPCと筐体付きUSRPをUSB接続した収録再生システムの構成例
ノートPCとの組み合わせ例(写真のUSRPはB210)。
USRP
B200
PC構成
ノートPC(以下は構成例)
CPU
AMD Ryzenシリーズ / Intel Coreシリーズ
メモリ
8 GB
保存用SSD
NVMe SSD 1 TB
画面
14インチ
USRPとの接続
USB 3.0(Type-A) × 1
USRPの電源
USBバスパワー、またはACアダプター。GPSDO(OCXO)搭載時はACアダプターが必須です。
ソフトウェア・設定
収録再生ソフトウェア、データビューア、Ubuntu Linux、ドライバーを設定してお届けします。
操作資料
日本語の技術・操作マニュアル(電子版)

掲載内容は構成例です。納品する機器・ソフトウェアと構成は、お見積もりに明記します。

収録再生方式

ストリーミング方式で収録・再生します。

受信したIQデータをPCのSSDへ保存し、保存したIQデータをUSRPへ転送してRF再生します。本体メモリ方式には対応していません。

帯域・チャネル数
48 MHz BW × 1 ch

収録可能時間の目安

保存用空き容量800 GBの場合(容量からの計算値)
帯域幅/ch1 ch収録
48 MHz BW約56分
40 MHz BW約1時間7分
24 MHz BW約1時間51分
20 MHz BW約2時間13分
10 MHz BW約4時間27分

送信しながら、同時に収録

保存した波形をRF信号として再生しながら、受信信号を収録できます。

実際の画面で見る使い方

収録ボタン・状態表示と、時間波形・スペクトラムを表示した収録再生ソフトウェアの実画面

受信・収録・内容確認・RF再生の手順を、実際の画面で紹介します。基本操作から、時刻指定や繰り返し収録などの応用まで確認できます。

実際の画面で使い方を見る
用途に合わせて構成を選ぶ

選べるオプション。

内蔵M.2 SSDのイメージ画像(生成画像)
イメージ画像

PC内蔵の収録用4 TB SSD増設

PCの内蔵NVMe SSDを増設し、長時間のRF収録に必要な保存容量を確保します。

48 MHz BW・1 chで約4時間38分収録可能。

増設4 TB全量使用時。標準搭載の1 TBは合算していません。

USB-Cケーブル付き外付けSSDのイメージ画像(生成画像)
イメージ画像

データ退避用の高速外付けSSD

収録済みデータを外付けSSDへ退避し、内蔵SSDの空き容量を確保します。

測定現場からの持ち帰りや、解析用PCへの受け渡しに利用できます。

5 VアクティブGPSアンテナのメーカー製品写真

5 VアクティブGPSアンテナ ↗

型番:783480-01

オプション

基板実装型GPSDO(TCXO/OCXO)で衛星信号を受信するためのアンテナ。

GPSDOを追加した場合に使用。設置場所と受信条件を確認します。

この機種のポイント

高調波・低調波による受信応答に注意

入力信号とは異なる周波数にも、信号が観測されることがあります。目的の信号と取り違えないよう、奇数倍・奇数分の1の周波数に関係する応答にも注意が必要です。

内部校正時に信号が出力される場合があります

再生開始前や送信周波数の変更時に、内部校正に伴う一時的な信号が出力される場合があります。評価対象へ入れたくない場合は、外部RFスイッチなどによる遮断を検討します。

実機で確かめた性能

現在、実機での動作確認を進めています。結果はこのページで順次公開します。

掲載前の条件(帯域・チャネル数・収録時間など)についても、ご相談いただければ個別にお答えします。

ご相談・お見積もり

B200の構成を相談する。

用途やご希望を、分かる範囲でお知らせください。PC・SSD・オプションも含めてご案内します。

選定の前に

この機種のよくあるご質問。

帯域・チャネル数・中心周波数

収録・再生できる帯域幅とチャネル数は?

48 MHz BW・1 chの収録・再生に対応しています。

B200は2 chの収録・再生に対応していますか?

B200は1 ch構成です。2 chが必要な場合は、B210が候補です。B210の1 ch時の帯域幅は1チャネルあたり48 MHz BWで、2 ch時の帯域幅は1チャネルあたり24 MHz BWです。受信側・送信側それぞれの2 chは中心周波数を共有します。

掲載するRF帯域は、SSDへの連続収録・再生性能を保証するものではありません。PC・接続・SSDと設定をそろえて確認します。

収録・再生・データ保存

保存データ量と収録時間は、どう計算しますか?

48 MHz BW・1 ch、I・Q各16 bitでは、48 × 1.25 × 4 × 1 = 240 MB/sです(IQレート60 MS/s)。

標準搭載SSDは1 TBですが、保存に使える空き容量を800 GBとした例では、800,000 MB ÷ 240 MB/s ÷ 60=約55.6分、目安は約56分です。増設4 TBの全量を保存に使える場合は約4時間38分です。実際はOSや既存データを除いた空き容量で変わります。増設4 TBの計算に標準1 TBは合算していません。

これらは容量からの計算値であり、連続動作の実測値やバッテリー持続時間ではありません。

収録と再生を同時に行えますか?

ストリーミング方式で、送信しながら同時に収録できます。受信・送信の帯域とチャネル数を合わせて、接続・PC・SSDの性能を確認します。

「2チャネル同時」と「収録しながら再生」は別の条件です。個別の収録・再生の確認結果は、送受信同時動作の最大性能を示すものではありません。

同時動作時の帯域・チャネル数は構成ごとに確認します。最大帯域・全チャネルでの同時動作を保証するものではありません。

本体メモリ方式に対応していますか?

本システムの本体メモリ収録・再生方式の対象外です。PCのSSDとの間で転送するストリーミング方式を使用します。

外付けSSDは何に使いますか?

収録データの退避や受け渡しに使います。

同期・位相・LO共有

GPSDOと外部10 MHzは切り替えて使えますか?

GPSDOを搭載したまま外部10 MHz基準を使用することはできません。どちらを使用するか、構成時に選定します。

外部10 MHz基準を使用する場合は、GPSDOを物理的に取り外す必要があります。

RF入出力・信号品質

入力レベルの上限は?

RF入力上限は−15 dBmです。上限以下でも、ゲインや信号の条件によって飽和することがあるため、波形を確認して調整します。

強い信号が入ることが想定される場合はUSRP入力前でアッテネータにより減衰させてください。受信ゲインを下げる操作だけで、RF端子への過大入力を防ぐことはできません。

帯域外の信号が、入力とは異なる周波数に現れることはありますか?

受信回路の特性により、帯域外の信号が入力とは異なる周波数に現れ、目的の信号と取り違える場合があります。使用周波数と周辺信号の周波数・レベルに応じて影響を確認し、RF入力フィルターなどを含めて構成を検討します。

再生開始前や送信周波数の変更時にも、信号が出ますか?

内部校正に伴い、再生データとは別の一時的な信号が出力される場合があります。出力の条件と対策は、共通FAQをご覧ください。

RF性能表に数値がない項目は、未測定という意味ですか?

数値が掲載されていない項目は、このページで参照しているメーカー仕様書などで数値を確認できていない項目です。当社で未測定という意味を示すものではありません。当社のRF特性の実測値は、この表には掲載していません。

メーカー仕様と、当社による収録・再生の動作確認は別の情報です。当社の確認状況は「実機で確かめた性能」をご覧ください。

接続・給電・機器構成

B206mini-iとはどう選び分けますか?

携帯性を重視する場合はB206mini-i、内蔵GPSDOを追加したい1 ch構成ではB200が候補です。2 chが必要な場合はB210をご検討ください。

GPSDOを付けてもUSB給電だけで使えますか?

GPSDO(OCXO)搭載時は、USRPへの外部電源としてACアダプターが必須です。GPSDO(TCXO)はUSBバスパワーで使用できます。

仕様と対応条件

基本仕様を詳しく確認する。

機器単体の仕様と、各方式の適用条件を掲載しています。各値の🔗から出典へ移動できます。— は未確認・対象外を表します。

B200:基本仕様
受信周波数範囲70 MHz〜6 GHz🔗
送信周波数範囲70 MHz〜6 GHz🔗
最大瞬時受信帯域幅 / ch56 MHz BW(アナログ帯域幅)。収録・再生:48 MHz BW・1 ch🔗56 MHzと48 MHz・24 MHzの違い
最大瞬時送信帯域幅 / ch56 MHz BW(アナログ帯域幅)。収録・再生:48 MHz BW・1 ch🔗
受信チャネル数1🔗
送信チャネル数1🔗
受信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜76 dB
受信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。1.0 dB
送信ゲイン設定範囲UHDのゲイン設定範囲。RF回路の実利得とは区別します。0〜89.8 dB
送信ゲイン設定ステップUHDの設定ステップ。0.2 dB
PC接続方式USB 3.0🔗
B200 PC接続方式の条件

PC側:USB Type-A。USRP側:USB Type-B。

数値未掲載・未確認・対象外の項目(2件)
B200:基本仕様:数値未掲載・未確認・対象外
受信チャネルごとのRF周波数設定RFの中心周波数を独立に設定できるか。デジタル周波数シフトとは別です。—
送信チャネルごとのRF周波数設定—

収録・再生方式

機器側の対応を比較。連続動作時間やPC・SSD性能は含みません。

B200:収録・再生方式
ストリーミング収録○🔗
ストリーミング再生○🔗
本体メモリ収録/再生×
数値未掲載・未確認・対象外の項目(2件)
B200:収録・再生方式:数値未掲載・未確認・対象外
DRAM搭載量FPGA側のDRAM容量。OS用メモリは含みません。—
本体メモリ収録時間 / 再生波形長現在のアプリの容量計算による目安。収録のみ・再生のみの条件。—

同時収録再生

○は対応する構成があることを示します。全帯域・全チャネル同時の保証ではありません。

B200:同時収録再生
ストリーミング収録 + ストリーミング再生○🔗
B200 ストリーミング収録 + ストリーミング再生の条件

機器側の全二重通信に対応。実際の転送帯域は接続構成による。

ストリーミング収録 + 本体メモリ再生×
本体メモリ収録 + ストリーミング再生×
本体メモリ収録 + 本体メモリ再生×
数値未掲載・未確認・対象外の項目(1件)
B200:同時収録再生:数値未掲載・未確認・対象外
本体メモリ同士の同時チャネル数—

同期

周波数・時刻の同期と、初期位相差の再現性を区別します。 初期位相差の再現性は位相差がゼロという意味ではありません。連続動作中の位相ドリフトは未評価です。同期と初期位相差の再現性の違いを見る

B200:同期
外部10 MHz基準入力○🔗🔗GPSDOと外部10 MHzの選択条件を見る
B200 外部10 MHz基準入力の条件

GPSDOを搭載したまま外部10 MHz基準は使用できません。使用する場合はGPSDOの物理的な取り外しが必要です。

外部PPS入力○🔗
GPSDOオプション🔗GPSDO搭載時の外部10 MHzの制約を見る
外部LO入力×🔗
B200 外部LO入力の条件

外部LO用端子なし。

LO出力・共有×🔗
B200 LO出力・共有の条件

外部LO用端子なし。

複数台の周波数・時刻同期○🔗同期の詳細
数値未掲載・未確認・対象外の項目(2件)
B200:同期:数値未掲載・未確認・対象外
受信チャネル間の初期位相差の再現性—
送信チャネル間の初期位相差の再現性—

サンプリング

IQレートとRF帯域幅、ADC/DAC分解能と保存形式は別の仕様です。

B200:サンプリング
最大IQレート / ch61.44 MS/s🔗
マスタークロックレートIQレートの基準となるクロック。単位はMHz。5〜61.44 MHz🔗
ADC分解能12 bit🔗
DAC分解能12 bit🔗

RF受信性能

入力上限は損傷を避けるための制限。測定に適した入力レベルとは別です。

B200:RF受信性能
RF入力上限レベル−15 dBm🔗
RF入力インピーダンス50 Ω🔗
RF入力コネクタSMA🔗
雑音指数(NF)<8 dB🔗
B200 雑音指数(NF)の条件

Typical。

入力IP3(IIP3)−20 dBm🔗
B200 入力IP3(IIP3)の条件

Typical NF条件。

数値未掲載・未確認・対象外の項目(5件)
B200:RF受信性能:数値未掲載・未確認・対象外
推奨RF入力上限レベルメーカーが入力上限と分けて公表している場合に掲載。—
フルスケールに達する入力レベル—
受信ゲイン整定時間—
受信DCオフセット—
受信イメージ抑圧性能—

RF送信性能

出力やひずみの値は、周波数・ゲイン・補正条件と合わせて確認します。

B200:RF送信性能
RF出力レベル(メーカー公表値)>10 dBm(代表値)🔗
B200 RF出力レベル(メーカー公表値)の条件

メーカー仕様書の単チャネルRF性能の代表値です。UHDマニュアルの外部接続端子表にある+20 dBm maxとは項目が異なります。周波数・波形・設定によって出力は変わります。

RF出力インピーダンス50 Ω🔗
RF出力コネクタSMA🔗
数値未掲載・未確認・対象外の項目(8件)
B200:RF送信性能:数値未掲載・未確認・対象外
送信位相雑音—
出力IP3(OIP3)—
送受信間アイソレーション—
送信ゲイン整定時間—
LO漏れ—
送信イメージ抑圧性能—
非高調波スプリアス—
出力雑音密度—

設置・運用条件

USRP本体の仕様です。PC・SSD・付属品の重量などは含めません。

B200:設置・運用条件
外形寸法97 × 155 × 15 mm🔗
B200 外形寸法の条件

メーカー記載順。

本体重量350 g🔗
電源方式USBバスパワー / ACアダプター🔗🔗
B200 電源方式の条件

GPSDO(OCXO)搭載時はACアダプター必須。TCXO型はUSBバスパワーに対応。

数値未掲載・未確認・対象外の項目(4件)
B200:設置・運用条件:数値未掲載・未確認・対象外
消費電力 / 電源定格—
動作温度範囲—
冷却方式—
ラック搭載—

仕様・構成・アクセサリの出典